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Claude Codeで開発効率を3倍にした話

AIペアプログラミングツール「Claude Code」の導入から実践活用まで。Skills・Hooks・MCP・CLAUDE.mdなど最新機能を初心者向けに解説します。

最終更新:

Claude Codeで開発効率を3倍にした話

「コードを書く時間を半分にできたら…」

エンジニアなら一度は思ったことがあるはず。私もその一人でした。

Claude Codeを導入してから、ドキュメント調査・テスト作成・リファクタリングにかかる時間が劇的に短縮されました。この記事では、導入方法から最新機能まで、実際に使って分かったことを初心者向けにまとめます。


🎯 この記事で得られること

  • Claude Codeのインストールと初期設定
  • CLAUDE.mdによるプロジェクト設定の方法
  • Skillsカスタムコマンドの違いと使い分け
  • Hooks・MCP・Plan Modeなど最新機能の実践的な活用法
  • VS Code / JetBrains IDEとの連携

🚀 Claude Codeとは

Claude Codeは、Anthropicが提供するコマンドラインAIアシスタントです。ターミナルやIDEから直接使えるAIペアプログラマーで、コードの読み書き、テスト実行、Git操作などを対話的にサポートしてくれます。

GitHub CopilotやCursorとの大きな違いは、プロジェクト全体を理解した上で、複数ファイルにまたがる変更を自律的に行えることです。


📦 インストール

macOS / Linux / WSL(推奨)

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

Windows(PowerShell)

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

Windows(CMD)

curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd

Homebrew(macOS / Linux)

brew install --cask claude-code

※ Homebrew版は自動更新されないため、定期的に brew upgrade claude-code を実行してください。

動作確認

claude doctor

インストール後、プロジェクトディレクトリで claude を実行すればすぐに使えます。

cd /path/to/your-project
claude

認証方法

  • Claude Pro / Max プラン:claude.ai のアカウントでログイン(推奨)
  • Anthropic Console:API キーでの認証。従量課金

📝 CLAUDE.md:プロジェクトの設定ファイル

CLAUDE.mdは、Claude Codeがプロジェクトのルールや構造を理解するための設定ファイルです。毎セッション開始時に自動で読み込まれます。

初期化

claude
> /init

これでプロジェクトルートに CLAUDE.md が生成されます。

CLAUDE.mdの記述例

# プロジェクト概要
Next.js 15 + Supabase で構築した結婚式向けインタラクティブシステム

## 技術スタック
- Next.js 15 (App Router)
- TypeScript
- Supabase (PostgreSQL + Realtime)
- Tailwind CSS

## ビルド・テストコマンド
- `npm run dev` - 開発サーバー
- `npm run build` - ビルド
- `npx playwright test` - E2Eテスト

## コーディング規約
- Server Actions を使う(API Routes は使わない)
- 日本語コメントOK
- テストは Playwright で書く

設定ファイルの優先順位

Claude Codeは5つの階層で設定を管理します。上から順に優先されます。

レベル場所用途
組織ポリシー/etc/claude-code/CLAUDE.md組織全体のルール
プロジェクト./CLAUDE.mdチーム共有(Git管理)
プロジェクトルール./.claude/rules/*.md機能別のモジュラールール
ユーザー~/.claude/CLAUDE.md個人の全プロジェクト共通設定
ローカル./CLAUDE.local.md個人のプロジェクト固有設定(gitignore対象)

ポイント: チーム共有のルールは CLAUDE.md、個人的な好みは CLAUDE.local.md に書き分けるのがおすすめです。


⚡ Skills vs カスタムコマンド:違いと使い分け

Claude Codeでは / で始まるカスタムコマンドを作れますが、2つの方法があります。混乱しやすいので、違いを整理します。

カスタムコマンド(従来の方法)

.claude/commands/ にMarkdownファイルを置く方法です。

.claude/commands/
└── review.md      ← /review で呼び出せる

review.md の例:

コードをレビューしてください。以下の観点でチェック:
- セキュリティ(SQLインジェクション、XSS)
- パフォーマンス(N+1クエリ、メモリリーク)
- テストカバレッジ

使い方:

> /review src/auth.ts

Skills(新しい方法、推奨)

~/.claude/skills/ にディレクトリを作る方法です。カスタムコマンドの上位互換です。

~/.claude/skills/security-review/
├── SKILL.md          ← 必須:メインの指示
├── checklist.md      ← 補助ファイル
└── examples/
    └── sample.md     ← 出力例

SKILL.md の例:

---
name: security-review
description: コードのセキュリティレビューを行う
---

以下のチェックリストに基づいてセキュリティレビューを実施してください。

$import(checklist.md)

主な違い

機能カスタムコマンドSkills
複数ファイル対応不可(1ファイルのみ)可能(補助ファイル、テンプレート)
自動呼び出し不可(手動 / のみ)可能(Claudeが文脈から判断)
サブエージェント実行不可可能
ツール制限限定的柔軟に設定可能
引数の受け渡し$ARGUMENTS$ARGUMENTS

結論:新しく作るならSkillsを使いましょう。カスタムコマンドは引き続き動作しますが、Skillsの方が柔軟で高機能です。

よく使うSkillの例

記事執筆スキル(当ブログで実際に使用):

---
name: article
description: 技術記事の執筆支援
---

以下の手順で技術記事を作成してください:
1. 対象の技術を調査
2. 読者にとっての価値を明確化
3. 記事テンプレートに沿って執筆
4. article-publisher CLI で検証

$import(template.md)

🔧 Hooks:自動化ルール

Hooksは、Claude Codeの特定のイベントに対して自動でシェルコマンドを実行する仕組みです。Skillsが「Claudeに何をさせるか」なら、Hooksは「何が起きたら自動で何をするか」です。

設定方法

> /hooks

インタラクティブなメニューが開き、GUI的にHooksを設定できます。

設定例:ファイル保存後に自動フォーマット

.claude/settings.json

{
  "hooks": {
    "PostToolUse": [
      {
        "matcher": "Edit|Write",
        "hooks": [
          {
            "type": "command",
            "command": "npx prettier --write \"$(jq -r '.tool_input.file_path')\""
          }
        ]
      }
    ]
  }
}

設定例:特定ファイルの編集をブロック

{
  "hooks": {
    "PreToolUse": [
      {
        "matcher": "Edit|Write",
        "hooks": [
          {
            "type": "command",
            "command": ".claude/hooks/protect-files.sh"
          }
        ]
      }
    ]
  }
}

利用可能なイベント

イベントタイミング
SessionStartセッション開始時
PreToolUseツール実行前(ブロック可能)
PostToolUseツール実行成功後
NotificationClaudeが入力を待っている時
StopClaudeの応答完了時

🌐 MCP:外部ツール連携

MCP(Model Context Protocol)は、Claude Codeを外部サービスと接続するオープン標準です。GitHub、Sentry、Slack、データベースなど、100以上の連携が可能です。

MCPサーバーの追加

# HTTPサーバー(リモート)
claude mcp add --transport http github https://api.githubcopilot.com/mcp/

# stdioサーバー(ローカル)
claude mcp add --transport stdio my-db -- npx -y postgres-mcp-server

# 一覧表示
claude mcp list

# セッション内で管理
> /mcp

スコープ

スコープ保存先共有範囲
local(デフォルト)~/.claude.json自分だけ
project.mcp.jsonチーム(Git管理)
user~/.claude.json自分の全プロジェクト

活用例

> GitHub の未レビューPRを一覧表示して
> Sentry の最新エラーを調べて原因を分析して
> このSQLをデータベースで実行して結果を教えて

🗺️ Plan Mode:安全な設計モード

Plan Modeは、Claude Codeを読み取り専用にして、実装計画を立ててから実行する安全なモードです。

いつ使うか

  • 複数ファイルにまたがる大きな変更
  • 知らないコードベースの調査
  • リファクタリングの影響範囲を把握したい時

使い方

セッション中に Shift+Tab を押すとモード切替できます:

Normal → Auto-Accept → Plan Mode → Normal

または起動時に指定:

claude --permission-mode plan

Plan Modeでは:

  1. Claudeがコードを読み取り専用で調査
  2. 実装計画を提示
  3. あなたが承認してから初めてコード変更を実行

💻 IDE連携

VS Code

VS Code拡張をインストールすると、エディタ内でClaude Codeが使えます。

  • 起動: Cmd+Esc(Mac) / Ctrl+Esc(Windows/Linux)
  • ファイル参照: @ファイル名 で自動補完
  • 行指定: @auth.ts#5-10 で特定の行範囲を参照
  • 画像貼り付け: Ctrl+V でスクリーンショットを共有

JetBrains(IntelliJ, WebStorm, PyCharm 等)

Settings → Plugins → 「Claude Code」で検索してインストール。

  • 起動: Ctrl+Esc(Windows/Linux) / Cmd+Esc(Mac)
  • ファイル参照: Ctrl+Alt+K でファイルパス挿入
  • 診断情報: IDEのlintエラーを自動共有

🔑 よく使うキーボードショートカット

ショートカット動作
Ctrl+C生成を中断
Ctrl+DClaude Code を終了
Shift+Tabモード切替(Normal / Auto-Accept / Plan)
Ctrl+Gテキストエディタで入力を編集
Ctrl+Rコマンド履歴を検索
Ctrl+L画面クリア

よく使うスラッシュコマンド

コマンド用途
/initCLAUDE.md を初期化
/clear会話履歴をクリア
/compactコンテキストを圧縮
/costトークン使用量を表示
/memoryメモリファイルを編集
/mcpMCPサーバーを管理
/modelAIモデルを変更
/skillsSkillsを管理
/hooksHooksを管理

📊 Before / After:実際の変化

作業BeforeAfter
ドキュメント調査1時間10分
テストコード作成面倒で後回しClaudeと一緒に楽しく
知らないコードベースの把握半日30分
リファクタリング慎重に手作業Plan Modeで安全に
総開発時間100%約33%

🏁 まとめ:今日から始める3ステップ

Step 1: インストールして /init でCLAUDE.mdを作る

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
cd /your-project
claude
> /init

Step 2: よく使うタスクをSkillにする

mkdir -p ~/.claude/skills/my-review
# SKILL.md にレビュー手順を書く

Step 3: MCPで外部ツールをつなぐ

claude mcp add --transport http github https://api.githubcopilot.com/mcp/

Claude Codeは使い込むほど、CLAUDE.md・Skills・自動メモリを通じてあなたのプロジェクトを深く理解するパートナーに成長します。まずは小さなタスクから試してみてください。

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情報処理安全確保支援士とPMの資格を使ってITコンサルタントとして働く傍ら、自宅で自動化とセキュリティを研究しているエンジニア